Mystic Revelation of…..
8月17日火曜日、Dommuneでの配信をご視聴いただきありがとうございました。
https://www.dommune.com/streamings/2021/081702/
念のため追記しておくと、昨年に引き続きこれは7月21日にリリースになったChari Chari名義での新作アルバム「Mystic Revelation of Suburbanity」のPRとして急遽3時間のDJストリーミング枠をいただいたものでした。
昨年はChari Chari名義での18年ぶりのリリースということもあり、トーク2時間を含むスペシャルな5時間番組枠をいただき、今回も1時間程度トークの時間を設けようかと少し考えましたが、昨年に引き続き喋り過ぎそうで笑 まとめられなさそうだったので、自分が今DJとして一番好きな2人(しかも作品に深く所縁あり)= Mamazu & shunhor とそれぞれ1時間ずつ、ストリーミングに適した濃密な時間を現出出来るよう少し要望を伝え、結果現場にはかなりの熱量が生まれていたので配信先の皆さんにもそのマジカルな音霊時空が伝わったのではないかと思います。
ということで今夏は幸いなことに仕事含めいろいろとやることが多く、しっかりと告知出来てなかったので改めて。昨年の”We hear the last decades dreaming”リリース後、自身の企画としては実に初めて、自身ファンである(海外2組含む)DJ/アーティストにリミックスを依頼し、ちょうど1年経過した7月21日にアルバムとしてリリース。内容に関してはBandcamp上にある程度の記述があります。
https://seedsandground.bandcamp.com/album/mystic-revelation-of-suburbanity
またフィジカル販売からサブスクまで主要なところのリンクのまとめ作成しました。昨年のアルバムはフィジカル売り切れましたが、ついでに作成。活用いただけたら幸いです。
https://linktr.ee/mysticrevelation
https://linktr.ee/wehearthelastdecadesdreaming
Dommuneの放映中にYouTubeのコメント欄を少し追っていたところやはり指摘があったように、昨年に引き続きややこしいタイトルは、ジャマイカのラスタファリのコミュニティ出身である音楽家=Count Ossieが結成したグループ名=”Mystic Revelation of Rastafari”から来ています。グループはラスタ・ジャズと呼べそうな傑作2枚を残している。
https://ja.wikipedia.org/wiki/カウント・オジー
自身神奈川県相模原市出身で、サバービア=郊外育ち、中年となった現在は練馬区在住、ここは住んでみて分かったんですが23区内とはいえ明らかなベッドタウン。長らく自然崇拝的な思考回路で来たが、近年は決して脱することのなかった東京の暮らし、都市性について正負合わせた視点で捉え直すことが増え、またこのような環境に戻って来たというある意味立脚点としての郊外性についても同様に、考察というか具に観察したり探検したりw ということが増えています。その生活感、リアリティとラスタの間には何の関係もないんですがww パロディとしての引用、ある意味ギャグとしての借用が閃いた次第です。
ジャマイカに行ったことはないし、ましてや真のラスタの儀式に参加したことなどありませんが、ずいぶん前に読んだ「サイケデリックスと文化」という、幻覚性植物~LSDといったサイケデリックスの文化的・人類学的特性、意義、などを臨床やフィールドワークから複数の研究者・学者が追った学術書にラスタファリに関する詳細な記述があり、一点強く印象に残っているのは(世界的)近代化の抑圧構造からの解放を目指し20世紀前半に実践アナキストかつ自然回帰・アフリカ回帰的に現出したグループが発端であったということ。約1世紀前の、かつかなりの異世界での話とはいえ、その在り方にはリスペクトの感情を抱きます。