出雲
日本の民俗フェチと言える自身の性癖(?)を汲んでもらって、年に一度は必ず、しかも彼の地の「神在月」に招聘してもらっている、島根県は松江市のクラブNaked Space。宍道湖を臨む古風な佇まいの街に似つかわしくないとも思える深夜の牙城が、違和感無く街に溶け込んでいるのは、何かとてつもない暖かさにこのクラブが包まれているからじゃないだろうか。
日本のクラブ黎明期に東京でDJキャリアを積んでいたオーナーの奥井淳くん。DJを辞め世界を旅した後、生まれ育った故郷の出雲へ戻ってその情熱をNaked Spaceに結実した。彼の人柄が箱を熟成させているのだろう。
雲出づる国、水の都、神話上の地、そんな神秘の庭にはディープ・ハウスが良く似合う…というわけで10月24日、山陰各地から来て頂いた皆さま、楽しんで頂けたでしょうか?
パーティー明けは淳くんの出雲の実家に延泊させてもらって蕎麦→酒→温泉→酒といった道楽DAY&NIGHTを楽しみつつ、聖域とも言える出雲の野山、八百万の神々の郷を堪能しました。いつも歓待してくれる松江の皆さん、本当にありがとう。
写真は奥井淳と彼の息子、薫。若干5歳だが無敵の風情。名前が同じということもあり薫君!と呼ばれなつかれている。子供かくあるべし!を体現する陽性のパンクスである。